平成27年の内閣府調査では男性は約85%、女性は約65%が自動車運転免許証を保有しています。
自動車運転免許証は自動車を保有していなくても、身分証明として使用することも多いので、乗らなくても持っているという人は多いのではないでしょうか。
でも、せっかく持っているなら有効活用しなくては損ですよね。
今回は自動車運転免許証で損しない方法を学びましょう!
目次
ゴールド免許のメリットを活かす
ゴールド免許ってなに?
自動車運転免許には安全運転を続けるメリットを感じて貰うために、ゴールド免許制度があります。
ゴールド免許になるためには以下の条件をクリアする必要があります。
- 免許取得してから5年以上経過している
- 5年間無事故・無違反である
- 他人に交通事故を勧める行為をしなかった
ゴールド免許保有者の割合は約55%ともっとも多く、多くの人が安全に注意しながら運転をしていることがわかります。
免許更新の頻度が少なくて手数料が安い!
自動車運転免許証の有効期間は免許証の色ではなく、違反の有無や取得時期で分かれています。
有効期間5年
・優良運転者(ゴールド)
・一般運転者(ブルー)
有効期間3年
・違反運転者(ブルー)
・初回更新者(ブルー)
・新規取得者(グリーン)
ゴールド免許であれば5年間隔で済むので免許センターへ行く交通費や手間を省くことができ、更新手数料も他の免許証より300円~850円安く済みます。
任意自動車保険料の割引を受けられる
普通自動車であれば年間の任意保険は数万円と大きな負担ですよね!
ゴールド免許であれば保険料の一部割引を受けられることがほとんど。
保険会社としても事故が少なければ経営的にも負担が少なくて済むからです。
割引率は保険会社によって違いますが5%~20%なので、数千円は安くなると考えられます。
また、ゴールド免許は任意保険だけではなく、収入保障保険などさまざまな保険の割引の条件になることもあります
1年以上事故・違反等が無くても特典はある
自動車運転免許証で損しない方法はゴールド免許だけではありませんよ。
1年以上無事故・無違反の場合はSD(Safe Driver)カードを手に入れることができます。
SDカードは自動車安全運転センターに「無事故・無違反の証」を発行してもらうと、一緒に送付されてきます。
申請書は警察署、交番、各センターに備え付けられていますが都道府県ごとに申込用紙が違うので注意が必要です。
申請用紙に必要事項を記入し、最寄りの銀行・郵便局から交付数料670円を振込むか最寄りのセンターの窓口で支払えば、1~2週間程度で郵送または窓口で受取ることができちゃいます。
SDカードには無事故・無違反期間に応じて5種類が用意されています。
- 1年以上2年未満 SDグリーンカード
- 2年以上4年未満 SDブロンズカード
- 4年以上10年未満 SDシルバーカード
- 10年以上20年未満 SDゴールドカード
- 20年以上 SDスーパーゴールドカード
SDカードには割引特典など様々なメリットがあり、金融機関でのカーローン割引、ガソリンスタンド、車やバイクのメンテナンス代や部品割引、レンタカー利用、引越しサービス、宿泊代、飲食店、ショッピング、レジャーや観光施設の割引と、優遇の種類が豊富にあります。
冠婚葬祭としてお墓の造設値引きや、住宅設備の取付け、不動産賃貸、資格系学校の学費という一風変わった特典も。
カードの種類によっては特典が受けられなかったり、割引率に差がつけられていたりすることもありますが、ほとんどが1年以上無事故・無違反で対象となっています。
発行には手数料はかかりますが、例えばある飲食店で「ドリンクバー無料」を2~3回使うだけで元は取れてしまうお得なカードなのです!
交通安全協会の特典
自動車運転免許証を更新するために窓口で手数料を支払うときに「交通安全協会に入って頂けますか?」と声をかけられますよね。
交通安全協会は都道府県ごとにあり、安全運転を促すポスターや教本の作成などの啓蒙活動を行っている団体です!
交通安全協会の会費は地域によって異なりますが約1,500円~3,500円程度で、運営活動費として使われています。
加入は任意ですので断ることもできて、加入率は30%程度と言われています。
特典として反射材、LEDライト、ご当地キャラクターグッツなどを貰うことができます。
また、地域協賛店での割引制度もあります。
ホテルの割引、レジャー施設でのプレゼント品、衣類の10%割引などバラエティ豊か。
地域性も高く、特典として名産品がつくことも。
宝探し感覚で見ていると数万円もお得になる特典も見つけることができますよ!
まとめ
自動車運転免許証にはドライバーの安全運転への意識を高めるために、さまざまな特典が用意されています。
ゴールド免許の特典はよく知られていますが、SDカードや交通安全協会の特典も探すとたくさん発見できます。
いつも行っているお店や、近所のお店が対象となっているかもしれませんよ!