こんにちは!
チルです!
毎月渡される給与明細。
手取りだけ見ていませんか?
もしくは口座に振り込まれてやっと確認するとか…?
給与明細をあなどってはいけません。
なぜなら自分を守るためのお守りのようなものだからです。
もしもの時の証拠として提出する大切な書類になるからです。
自分のためにも、給与明細の見方や保管方法について知っておきましょう!
目次
給与明細とは
働いたことがあれば、一度は見たことがある給与明細。
みんな大好き給料の明細のことです。
紙で支給される場合もありますが、
最近はWEB明細なども流通しつつあります。
給与明細には
勤怠情報や天引きの内訳などが記入されていますね。
会社によってフォーマットは違い、支給額も役職や手当、業界によってさまざまです。
しかし、大まかな見方は一緒です。
まずは間違っていないかチェック
給与明細は
システム上で管理されているものですが、
そのシステムを管理しているのは人間。
つまり、間違えることがあるということです!
特に
勤怠情報や残業時間などは要チェックです。
たくさん働いたのに残業時間が少なかったら
未払いの可能性があります。
その時はすぐに会社に指摘して
未払い分を請求しましょう!
働いた分の給与が
「間違えた」
というだけで払われないのは、あなたにとって損でしかありません!
必ず給与明細をチェックして
正しい金額が支払われているのか確認しておきましょうね。
給与明細の見方
では給与明細の見方について説明していきます。
項目は大きく分けて3つ。
- 勤怠情報
- 支給金額
- 控除
です。
パッと見ると「控除多いな…」と思いますよね。
支給額は妥当でも、控除額が数万円のために手取りが減った気になってしまいます。
しかしなぜ引かれているのか理解できれば、
そのモヤモヤも少しは薄れるのでは?
それでは、見ていきましょう!
勤怠
では、まず①の勤怠情報!
勤怠情報には
- 出勤日数
- 所定労働時間
- 残業時間
- 早朝・深夜手当
などが記入されています。
支給
そして②の支給金額の欄は
- 基本給
- 役職手当
- 資格手当
- 住宅手当(あれば)
- 家族手当(あれば)
- 早朝、深夜勤務、残業や休日出勤の支給額
- 通勤手当
などです。
支給額の項目は金額が書かれていますね!
控除
そして③控除。
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
などです。
控除は主に
社会保険と税金の2つに分けられますね!
あと会社で組合に入っている場合は組合費も引かれているはずです。
「保険と税金が高すぎる…」
と思いますよね。
それぞれどのようなものなのでしょうか?
健康保険
健康保険はよく使うのではないでしょうか?
病院に行ったときに
保険証を提示すると
医療費が3割負担になるというのがこの保険の大きな特徴です。
国民はみな加入しなければいけないことになっています。
こちらの内容も参考にしてください。
厚生年金
厚生年金。ズバリ高い!(笑)
厚生年金は
会社員や公務員など
働いているひとしか加入はできません。
あなたが遠い将来『年金』を受け取るとき
国民年金と合わせて支給されるのが厚生年金です。
厚生年金の金額は節税などでコントロールすることができないため
そのことを予め理解しておくことが大切ですね。
雇用保険
雇用保険は安いのに
あなたの身を守ってくれる優秀な保険。
失業した時にお金がもらえ
仕事中にケガをしたら労災として対応してもらえます。
雇用保険は
給与総額30万程の場合
1,000円未満と非常に割安です。
こちらの内容も参考にしてください。
所得税
所得税は
働いているひとが納めなければいけない税金のことです。
給与の総支給額から概算して
だいたいで天引きされています。
そして
年末に提出する
年末調整で帳尻を合わせる形になっています。
大抵は多く払いすぎていて
年末調整で払いすぎた分が戻ってくるパターンが多いですね。
住民税
住民税は前年の年収を参考にして天引きされます。
そのため明細上で計算するのは難しいです。
住民税を個人で納付する形をとっている場合は
給与からは引かれません。
コンビニなどで数か月おきに支払えば完了です。
以外な落とし穴 通勤手当
ここで以外な落とし穴なのが通勤手当です。
社会保険料は
通勤手当や残業手当などの
総支給額をもとに金額が決まります。
つまり
通勤手当が高ければ高いほど
社会保険料も高くなってしまうということです。
何時間もかけて仕事にいっている人と
職場の近くに住んで通勤手当0円の人とでは
給与が一緒でも手取りに差が生まれてしまいます。
ただ知っているだけで
社宅に住むなど通勤手当を抑える方法を考えられますよね!
ここでもう1つ。
通勤手当は非課税のため
所得税には関係ありません。
所得税は
総支給額-通勤手当
がベースになります。
2年間は保管しておこう!自分の身を守るため
給与明細は
最低でも2年間は保管しておきましょう。
失業手当をもらう時に役立つことがあるからです。
例えば、
自己都合で会社を辞めたとしても残業時間が多いと会社都合にみなされる場合があります。
その時に証拠として提出するのが給与明細です。
また、給与未払いがあったときには給与明細がないとお金が支払われません。
「そんなこと自分には起こらないから大丈夫」
と思うのは
危険です!
いつ何が起こるか分からない時代
自分の身は自分で守ることが鉄則です。
まとめ
最後に簡単にまとめておきましょう!
今回は給与明細の見方について解説しました!
- 給与明細は必ず間違っていないかチェックすること
- 確認するときは、「勤怠」「支給」「控除」の項目に分けて確認
- 各項目について理解し、漏れなく確認
給与は働くうえでのモチベーションに繋がっています。
モヤモヤとした気持ちを抱えて仕事をするのではなく
給与明細について理解しておくことでモチベーションのアップにつながるはずです。
自分のために、基本的な見方を理解しておきましょうね!
ではまた!!