毎日暑い日が続いています。
エアコンを使って乗り切りたいところですが、この夏は政府から節電も呼びかけられています。
そこで今回は、エアコンをしっかり使いつつ、節電もできる方法をお伝えします。
そして記事の後半では電力会社の選び方についても触れているので、エアコン代だけでなく、電気代全般を見直したいと思っている人も必見です。
目次
1 エアコンの上手な使い方
電気代を節約しつつ、冷房効果を最大化するエアコンの使い方はズバリ
「自動運転でなるべくつけっぱなしにする」です。
確かに、ドム君のように思う人もいるでしょう。
では何故この使い方がエコで冷房効果も高いのか説明していきます。
1-1こまめなオン・オフは逆効果
家電の節電と聞いてまず思い浮かぶのが電源のこまめなオン・オフですが、エアコンに限ってはこれは逆効果です。
なぜなら、エアコンは室内を設定温度にするまでが一番電気代がかかるからです。
夏、室内が設定温度まで下がったからといって切ってしまい、暑くなってきたのでまたつける、ということを繰り返していては、電気代が無駄にかかってしまいます。
ですから、つけっぱなしの方が節電という意味では合理的なのです。
1-2設定は「自動運転」が良い理由
これも、エアコンが部屋を設定温度にするまでに電気代がかかることに関係しています。
たとえば節電を意識して「微風」にしておくと、なかなか室温が下がらず、その分、余計に電気代がかかります。
「自動運転」なら、エアコンをつけ始めの室温が一番高い時は急速に冷やしてくれます。
一番電気代がかかる時間を短くすることで、節電になるわけです。
また、「自動運転」なら、室内が設定温度になったあとは、風力を自動で調整してくれるます。
ですから、自動運転でつけっぱなしにしておくのが節電もでき、快適に過ごせるわけです。
1-3エアコンをつけっぱなしにしない方がいい場合
ドム君の言うように、どんな場合でも常に自動運転でつけっぱなしにしておけばいいわけではありません。
次のような場合は、一度エアコンを切った方がいいでしょう。
外気温が低い夜間
最近は熱帯夜も多いですが、外気温が低めの夜間は室内との温度差が小さくなり、室温を下げるのにそれほど電気代もかからないため、オン・オフをした方が節電になります。
1時間以上外出する場合
室温を下げるのに一番電気代がかかるエアコンですが、それでも、1時間以上外出する時は一旦切った方が節電になります。
2 エアコンの使い方以外の節電方法5選
➀扇風機、サーキュレーターの併用
エアコンは冷やすよりも風量を上げるほうが電気代がかかりません。
そのため、設定温度を1℃上げて、代わりに風量を上げるのがお得です。
同時に、扇風機やサーキュレーターを使えばより効果的に部屋を冷やせます。
扇風機やサーキュレーターを使う時は、エアコンの風向きは水平にし、扇風機は上向きで首振りをさせましょう。
サーキュレーターの場合も天井に向けます。
➁室外機の掃除と負担を減らす
室外機にゴミや埃が溜まっていると運転効率が落ち余計に電気代がかかるだけでなく、故障の原因にもなります。
また、放熱の妨げになるので、給排気口の近くに物を置くのはやめましょう。
➂フィルターの掃除をする
エアコンフィルターの掃除も約4%の電気代節約になるといわれています。
2週間に1度の掃除がベストです。
➃遮光カーテンなどの断熱対策を行う
遮光カーテンやすだれ、遮熱シートなどで外気をシャットアウトし、室内の冷気を逃さないようにすることで、冷房効果が高まります。
➄10年以上使っているエアコンは買い替える
最近のエアコンは省エネ性能が優れています。
10年前のエアコンと比べると、消費電力で約8%の差があるといわれています。
もし古いエアコンを使っているなら、思い切って買い替えてもいいかもしれません。
その場合、買い替えのタイミングは、型落ちが安くなる2月~3月、あるいは10月~11月がおススメです。
3 安い電力会社に乗り換える
前の章で、エアコンの買い替えについてお伝えしましたが、極めつけは、電気代の安い電力会社に乗り換えることです。
そうすることで、夏場のエアコン代だけでなく、年間通して電気代を安くできます。
3-1電気会社の選び方3選
➀電気使用量から選ぶ
自分が日頃使っている電気使用量の料金で比較し、安い会社を選びましょう。
月の使用量以外にも、電気を多く使う時間帯の電気代も大切です。
夜間の電気代が安い、あるいは日中の電気代が安いなど、様々なプランの中からライフスタイルに合うものを選びましょう。
➁セット割を検討する
電気だけでなく、ガスやネット回線など、他のものとセットで契約することで料金が安くなることがあります。
ただし、元々の電気使用量が少ないとセット割でもそこまで得にならないこともあるので、事前に良く検討しましょう。
また、携帯代とセットにすると、その後、携帯会社を乗り換える時に解約しづらくなることがあります。
何とセットにするかもよく考えましょう。
➂電気会社の信頼性で選ぶ
いくら電気代が安くとも、信頼できる電気会社でないと、契約後、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
会社のサイトで実績などを確認するのはもちろん、ユーザーの口コミもチェックしましょう。
口コミをチェックする時は、その電気会社のサイトではなく、電気会社を比較するサイトなど、外部のサイトの方が公平な意見が見られるでしょう。
3-2電力会社の選ぶときの注意点
電気会社を選ぶ時は、契約期間と解約金の有無もチェックしましょう。
中途解約で解約金がかかる会社だと、もし短期で解約することになった場合、電気代節約どころか余計にお金がかかってしまいます。
まとめ
今回は、夏に必須のエアコンについて、節電もできて、快適に過ごせる使い方を紹介しました。
併せて、電力会社の選び方についても触れました。
暑い日が続きますが、上手にエアコンを使って節電と快適さ、どちらもゲットしましょう。