この章では非課税口座について解説します。
老後資産はいくらあっても安心ですよね。
必要な金額は2,000万円とも5,000万円とも言われています。
そんな中、最近はNISAやつみたてNISAで資産運用をして積極的に貯めようという話をよく耳にするようになりました。
NISAとつみたてNISAは資産運用をしたい人にとってもオススメの制度です。
ここではどのような制度か、注意点も含めて解説していきます!
目次
投資と資産運用の違い
資産運用ってこんなイメージじゃないですか?
ちなみに・・・
投資と資産運用は同じように使われていますが、意味合いが違います。
投資は株などに投資して利益を得ます。
一方、資産運用とは現金、投資信託、証券、建物、土地、生命保険などを組合せて
自分の資産を活用して増やすという方法なのです。
ですから、資産運用はなるべくリスクを抑えて、長い目で資産を増やすことが大切です。
NISAとつみたてNISAの特徴
どちらも投資した株や投資信託での利益に税金がかからない制度です。
通常、投資での利益には約20%の税金が課せられます。
NISAやつみたてNISAは、税金がかからないので、効率よくお金を増やすことができますね^^
NISAとつみたてNISAの違い
どちらも利用できるのは日本在住の18歳以上で、どちらか一つしか利用ができません。
NISA
金額は年間120万円までが上限で、期間は5年間(最大10年間)
対象は株式、投資信託、ETF、REIT(不動産投資)と選択肢が幅広い
投資可能な期間は2014年~2023年
つみたてNISA
金額は年間40万円で、期間は最長20年間と長い
対象は選定された投資信託とETFと選択肢が限られている
投資可能な期間は2018年~2037年
NISAとつみたてNISAどっちがお得?
つみたてNISAは年間上限40万円を12ヶ月で分割をして、毎月少しずつ投資信託などを購入する仕組みになっています。
これがおすすめする大きな理由なのです!
資産運用が最も成功するのは「時間分散」と「資産分散」で行った場合…
数年単位では損が出たとしても、10年、20年で見ると経済状況も変わり、プラスになる可能性が大きいですよね。
また、毎月定額購入なら価格の上下に一喜一憂しなくても済みます。
さらに、購入できる金融商品は金融庁のチェックが入っています。
大きなポイントとしては…
「株式を購入できない(主に投資信託)」
「販売手数料が無料」
「信託報酬(運用手数料)が一定以下」
なことです。
世の中には驚くほど高い手数料を設定している悪質な商品もたくさんあります。
一方、NISAは企業単位で株式の購入が可能です。
例えば、上限金額120万円分を一度に購入し、短期的に一攫千金を狙う…なんてこともできちゃいます。
ですが、逆に大きな損を出すこともありますので、資産運用というよりは投資と言えるでしょう。
NISAは、株取引についての専門的な知識が必要な場合があるのです。
運用のコツとは?
余裕資金で始める
資産運用は持っている全ての資産を活用して増やすことです。
なので、毎月の生活費が赤字になり、
資産の1つ「現金」が減ってしまっては元も子もありません。
最低限、半年分生活できる貯金を確保してから始めてくださいね。
どうしても資産運用がしたいんだ~!
という人にはポイント投資をオススメします。
クレジットカードなどで貰えるポイントを投資に回せる機関もあります。
まずは少額から試して見ましょう。
短期で売買をしない
日本人は3年程度しか投資信託を保有しないと言われています。
少しの値下がりで怖くなり売却し、目新しいものが登場すると買い直すからです。
新しいもの好きの日本人らしい…といえばそうなんですけどね(笑)
ですが、長期分散と時間分散の効果が無くなってしまいます!
保有しつづけるのが資産運用の原則です。
では、どんな商品を選べば良いでしょうか?
- ◎信託報酬(運用手数料)が低いもの
- ◎インデックス型(世界経済の主要指標と連動するもの)
インデックス型にも多くの種類がありますが、リスクの違いを考えて選ぶのも一つの手です。
- リスクが低いと利益は少ないが、値下がりもしにくい
- リスクが高ければ利益は大きいが、値下がりも大きい
どれを選択するかはいつ売却するかがヒントです。
まだ20代30代ならリスクは高くても、売却するのが何十年も先なら、値下がりの回復を待つこともできます。
ですが、60代なら…売却まで時間が無いかもしれません。
それならリスクが低い商品を選ぶ、という考え方もありますよ。
まとめ
投資と資産運用は違う
資産運用は長期でコツコツとリスクを抑えながら増やしていくことです。
1発で大きく稼ごうとしてはだめですよ!
NISAとつみたてNISAの違い
両方とも利益は非課税です。
NISAは選択肢が多いですが、運用期間が短く金融知識も必要です。
つみたてNISAは運用期間が長く、初心者でも始めやすいでしょう。
選ぶ商品はシッカリと選ぼう
世界経済の主要指標に連動する「インデックス型」の商品から、リスクの違いと自分がいつ売却するかを考えながら選びましょう。
また、なるべく運用手数料が低いものを選んでください。
0.1%違うだけでも、長期では大きな金額差が生まれますよ。
長期保有をしよう
コツコツと一定額を購入して長く保有するほど、長期的に見た時には元本割れ(買った時の値段より、打った時の値段が低くなってしまうこと)のリスクは抑えられます。
最後に…
ここではつみたてNISAをオススメしましたが、どれを選ぶかはあなた次第…。
しっかりと基本を学んで資産運用にチャレンジしましょう!