投資を始める前に知っておきたい【銀行預金】と【株式投資】の違い!簡単解説します!

最近、資産形成の1つとして

株式投資に興味を持つ人が増えてきました。

ネットや本にも株式投資に関する情報はたくさんあります。

 

しかし、昭和生まれの筆者などは

ふとこう考えてしまうのです。

 

いやいや、とはいっても

お金を増やすと言えば貯金だよなぁ。

お年玉は貯金しなさいって

ずっと母親に言われてきたよ? と。

 

このように

慣れ親しんだ銀行預金と株式投資の違いがよく分からず

結果、株式投資に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

 

そんな方のために、今回は

銀行預金と株式投資の違いを説明します。

解答者の写真
今回も一緒に勉強していくで~

 

 

1「貯蓄」と「投資」

 

銀行預金も株式投資も

どちらも資産形成の1つです。

 

しかし

その性質が違いから預金は「貯蓄」

株式投資は名前の通り「投資」

に分類されます。

まずはその違いを説明します。

 

1-1「貯蓄」とは

貯蓄とは、これも名前の通り

「お金を蓄える」ことです。

銀行にお金を預ける預金もこれにあたります。

銀行預金は金利が高くないため

お金を大きく増やすことには向きませんが

元本を確保しながら資産形成できる安心感があります。

 

1-2「投資」とは

投資とは、将来有望な企業などに

長期的に資金を投じることです。

 

また、投資には得た利益を運用することで

雪だるま式に利益率が増えていく

「複利」の効果があります。

(【超初級】1分で学べる★効率よくお金を増やすには?複利について解説!!)

 

そのため投資は

長期的な資産形成に向いており

貯蓄より資産を増やせる可能性も高いです。

しかしその一方

元本割れのリスクもあります。

 

解答者の写真

あまりお金は増えへんけど安心な「貯蓄」、お金は増えるかもやけどリスクもある「投資」ってことやな

 

 

2貯蓄と投資の使い分け

 

前の章でお伝えしたように

貯蓄と投資はそれぞれ特徴が異なります。

そのため

目的や家計状況に応じた使い分けが大切です。

 

2-1基本は貯蓄

その時々のライフステージで

必ず必要になるお金というものがあります。

たとえば子供がいる家庭なら

子供の大学への進学費用などもそうでしょう。

 

こうした、「いつ」「幾ら」必要かが予想できるお金に関しては

銀行預金などで手堅く貯めていくのがよいでしょう。

 

2-2投資は余剰資産で

一方で投資は

いつ、どのくらい必要になるかはまだはっきりしていないけれど

「もしもの時」や、「いつか」に備えて

長期的に資産を増やしていくことに向いています。

たとえば

老後の資産などがそれにあたるでしょう。

あるいはレジャーなどに使うお金を

投資による利益で賄うのもいいかもしれません。

解答者の写真
必ず必要になるお金は貯蓄で、「いつか」のためのお金は投資でって感じやな~

 

このことから優先すべきは貯蓄で

投資は余った資金で行うべきといえます。

こう書くと、そんなお金ないよ

という声が聞こえてきそうです。

しかし、本当でしょうか?

 

何となく銀行に預けているお金はありませんか?

もしすぐ使う予定のない

そうした「眠っている預金」があるのならば

そのうちの何割かを投資に回してもいいかもしれませんよ。

 

3株式投資の出金方法

 

質問者の写真
でもな、株式投資で儲かったお金ってどうやって引き出すんや?

 

ではそれについて

実際10万円を預金した場合と

株式投資に使った場合で考えてみましょう。

銀行に預金したのであれば、金利による利益に関わらず

必要な時に10万円は引き出せます。

しかし、この10万円を株式投資に使ったとすると

10万円は「10万円分の株」に変わっています。

解答者の写真
つまり10万円の現金ではなくなっちゃってるってことか!

 

そうです。

ですから、株式投資で言う出金とは

最初の10万円を引き出すことではありません。

その10万円を株に変えて得た利益を引き出すことを指します。

質問者の写真
じゃあ株式投資の利益ってどんなものがあるんや?

 

3-1株式投資の利益とは

株式投資の利益には

株の売却で得られる「譲渡益」と

投資先の企業の利益の一部が分配される「配当金」があります。

この2つの出金方法とタイミングについて説明しましょう。

 

3-2譲渡益の出金方法

譲渡益は証券会社によっても異なりますが

取引が成立してから通常3〜6営業日以内に

指定口座へ振り込まれます。

 

3-3配当金の出金方法

配当金は企業の決算期の数ヶ月後に

受け取りが可能になります。

受け取り方は主に次の4つです。

 

①配当金領収証方式

配当額が決まると、配当を受け取るための

「配当金領収書」が送られてきます。

それに必要事項を記入・捺印し

銀行や郵便局へ持参すると配当金が受け取れます。

 

② 個別銘柄指定方式

銘柄ごとに指定の金融機関に

振り込んでもらう方法です。

 

③ 株式比例配分方式

複数の証券会社で株を保有している場合

保有している株の数量に応じた配当金が

それぞれの会社の口座に振り込まれる方式です。

 

④登録配当金受領口座方式

③のように複数の証券会社に口座がある場合でも

指定した1つの金融機関口座へ全ての配当金を振り込んでもらう方式です。

 

 

4税金について

 

銀行預金・株式投資

どちらの場合でも得た利益に対しては税金がかかります。

税率はどちらも同じで、20.315%です。

ただし、最近話題のNISAや、つみたてNISAは

非課税となっています。

 

 

まとめ

解答者の写真
今日学んだことをまとめて復習するで~

 

  1. 銀行貯金は「貯蓄」、株式投資は「投資」
  2. 必ず必要なお金は「貯蓄」で、+αのお金は「投資」で増やすのが◎
  3. 株式投資による利益(「譲渡益」と「配当金」)は口座振り込みで受け取れる
  4. 預金も株式投資の利益も原則、課税される

 

では、今日もお疲れさまでした!

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