このシリーズは投資用語から学んで、投資への不安を無くしていくことが目的です。
今回の章では複利について解説します。
1分で読破できるので、気軽にお読みください。
目次
「単利」と「複利」を解説
単利とは?
単利とは、お金を増やすために、お金が働いているのは元本のみの事です。
例えば100万円の元本が銀行にあるとします。
それを年率1%の金利で、お金に働いてもらうとしましょう。
100万円の1%は、1万円です。
よって、1年後には1万円の利息が生まれ、101万円になります。
その利息で発生した1万円を銀行から取り出して、タンスにでも閉まっておきましょう。
次に2年目
2年目も元本は100万円なので、同じく年率1%で1万円の利息が生まれ、101万円になります。
この1万円も銀行から取り出して、タンスに閉まっておきましょう。
これを10年続けると、いくらになりますか?
そうです!
10年後は合計10万円の利息が生まれ、元本と合わせて110万円になります。
これが単利です。
複利とは?
次に複利とはお金を増やすために働いてくれるのは元本と利息の事を指します。
例えば100万円の元本が銀行にあるとします。
それを年率1%の金利で、お金に働いてもらうとしましょう。
100万円の1%は、1万円です。
よって、1年後には1万円の利息が生まれ、101万円になります。
しかし複利はここから少し違います。
先ほどは1万円の利息を取り出してタンスに閉まっておきました。
今回は、取り出しません!
ということは、元本は101万になります。
次に2年目
2年目は元本101万円からスタートです。
ということは
元本101万円に対して、年率1%の利息がつくことになります。
2年目の利息は、1万100円となるわけです。
これを10年続けると、いくらになるでしょうか??
正解は、10万4,622円の利息となり、元本との合計は110万4,622円となります。
これが複利です。
単利と複利についての違いをご理解頂けたでしょうか?
表にすると以下のようになります。
アインシュタイン博士も大絶賛!
複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う
複利は最強!単利より複利!^^
ここでは、それだけ理解できれば十分です。
因みに複利は、お金を借りるときにも発動します。
もはや、そうなると蟻地獄です。
それについては、こちらの記事も参考に下さいね!
長期的に見れば更に力を発揮するのが複利!
先ほど単利と複利で用いた例は
- 100万円の元本
- 年率1%の利息
が条件でした。
そのため
と、もーちゃんみたいな事を思われた方もいるのではないでしょうか?
そういう方のために、2つの例を見てみましょう!
シミュレーション その1
ざっくり答えだけお伝えしますね!
単利
元本・・・1,000,000円
利息・・・1,500,000円
合計・・・2,500,000円
複利
元本・・・1,000,000円
利息・・・3,321,942円
合計・・・4,321,942円
シミュレーション その2
もう一ついきましょう!
こちらも簡単に答えだけお伝えすると・・・
単利
元本・・・10,000,000円
利息・・・15,000,000円
合計・・・25,000,000円
複利
元本・・・10,000,000円
利息・・・33,219,424円
合計・・・43,219,424円
いかがでしょうか?
お金を増やすには単利よりも複利のほうが圧倒的に有利なんですね。
また、元本や年率はもちろんですが、最も複利を活かす方法は・・・
そうです!
時間です!
複利は利率時間を組み合わせて使えば効率よく増えるということですね!
まとめ:【超初級】1分で学べる★効率よくお金を増やすには?複利について解説!!~投資用語から学ぼう~
この章もお疲れ様でした。
最後にこの章をまとめて終わりにしましょう!
今回は、複利について解説致しました。
単利とは?
単利とは、お金を増やすために、お金が働いているのは元本のみの事です。
複利とは?
次に複利とはお金を増やすために働いてくれるのは元本と利息の事を指します。
長期的に見れば更に力を発揮する複利
お金を増やすには単利よりも複利の方が圧倒的に有利ですね!
また、複利は時間をかければかけるほど、効果を発揮します!
ローマは1日にして成らず
時間かけて、複利を最大限に活かすことで、また資産運用が楽しくなりそうですね^^
それではまた次回!